一番古い織元「紋屋井関」の御寮織袋帯のご紹介です。
- 2016年11月25日(金) 20:21 JST
- 投稿者: sumi
本日も希少なお品を仕入れしてまいりました。
ご紹介するのは日本最古の機屋でもある老舗「紋屋井関」の袋帯でございます。
1200年前の平安京の誕生以来、西陣織の中でも特に「紋屋井関」の名前で呼ばれていた井関家は
西陣の紋織創始者を遠祖にもち、室町時代の末期に御寮織物司として任命された六家のうちの
ひとつとして知られております。
公家や天皇家、将軍や大名らの衣装を織り続け、今現在でも断家もせず続いているのは井関家のみとなりました。
歴史のある西陣織の中でも正真正銘の名門織元です。
そして、この御寮織と呼ばれる帯は代々天皇家や公家、将軍などの装束を承ってきた機屋の証でもあります。
紋屋伊関は熟練した職人により丁寧に手織りで織り上げていきます。
実際に手に取った感覚は優しい仕上がりで締めたときの軽さと締め心地の良さも感じて下さい。
今回はシンプルな立涌文様ですが、あまり見ないような個性的な色使いで織り上げられた袋帯です。
織で表す立体的なデザインと臙脂と紺青の深い色合いが合わさった素敵で斬新な雰囲気に仕上がりました。
ちなみに販売価格は税込302400円で予定しております。
入荷してくるのは来春頃になるかもしれませんが、気になる方はお気軽にお問い合わせ下さいませ。