【新入荷キモノ情報】希少なお着物「伊那紬」可愛しさのある柄行が入荷
- 2021年3月 5日(金) 14:38 JST
- 投稿者: sumi
本日は伝統工芸品「伊那紬」が新しく入荷しましたのでご紹介させて頂きます。
伊那紬は長野県で生産されている紬織物で1975年には県内の様々な紬と一緒に「信州紬」と称されて
通商産業省から伝統工芸品にも指定されました。
昔は伊那紬の生産工房も沢山あったそうですが、現在では職人不足により「久保田織染工業」という老舗だけが
唯一の織元となっています。
現在は1社でしか創作しておりませんので着物市場にも出回ることが少なく今では本当に希少なお着物となりました。
伊那紬はいろいろな種類の糸を組み合わせて織られることが特徴となり、生糸や玉糸、真綿から手紡ぎされた紬糸が
目的に合わせて撚り合わされていきます。
また一反を織り上げるにも職人が1週間以上の時間を掛けて織り上げ、また複雑な織り方やデザインの場合は数か月の
時間を要します。
丁寧に織り上げられた伊那紬はには独特な柔らかさと温もりを感じて頂けると思いますよ。
今回の伊那紬は白ベースの地色に草木染めで染め上げれた美しい色合いによってモダンなデザインが表現されてます。
ざっくりとした織地には温かみのある風合いが漂い可愛らしさのある柄ゆきは着ることに楽しみを与えてくれることでしょう。
伊那紬は丈夫な生地で織られているので次の世代まで末永くお召し頂けるお着物となります。
是非、希少なお着物を実際にご覧下さいませ。
本日ご紹介した伝統工芸品 伊那紬は「きもの春フェスタ」でご覧いただける予定です。
もちろん、お値段も呉服祭特価で販売いたしますので喜んで頂けると思います。