【2022年 秋 新作情報】工芸染匠作家「高木宗壽」上品で飽きのないシンプルな撒糊染め訪問着
- 2022年9月16日(金) 16:10 JST
- 投稿者: sumi
本日、ご紹介させて頂く新作着物はお茶人としても有名な工芸染匠作家「高木宗壽」氏が創作した訪問着になります。
ただ、残念なことに高木氏は着物創作を引退されてしまい、今後はもう見ることが出来なくなってしまう希少な
お着物になりました。
高木氏は蒔糊という染技法で着物創作をされることが多くお茶席でも着て頂けるような上品な柄ゆきが印象的です。
今回の訪問着も色蒔糊技法を使って染められた一枚になります。
色蒔糊技法とは江戸時代から受け継がれている友禅技法で糊を竹皮に塗り付けて乾かし、乾燥した糊を細かく
砕いたものを染料にまぜて色糊を作り、それを布地に蒔いて水を吹き付けて糊を定着させて染めていきます。
今回のデザインは綺麗な茶色をベースにして白に黄色、紫、緑、と水色いった色彩の撒糊で表現されたシンプルな仕上がりです。
くせがない柄ゆきですので、合せる帯によって様々な着物コーデを楽しんで頂けると思いますよ。
すっきりな雰囲気は飽きがなく長年、着て頂ける一枚になると思います。
蒔糊のよって染められた上品な美しさを是非、実際にご覧くださいませ。
本日ご紹介した工芸染匠作家「高木宗壽」訪問着は「まつかわや錦秋大呉服祭」で実際にご覧いただけます。
只今、申込受付中ですので興味のある方はお気軽に呉服祭にお申込み下さいませ。