【2022年 秋 新作情報】「未来に受け継ぐ西陣の美」高級手織りの服部の袋帯が入荷
- 2022年9月22日(木) 13:12 JST
- 投稿者: mizuki
本日ご紹介するのは西陣織の中でも古い歴史を持つ「服部織物」の高級感ある手織り袋帯でございます。
1788年創業以来約200有余年を帯一筋に精進し、京都府から「老舗」の称号を受けています。
京都で100年続いた機屋はほんの数軒で、服部織物は200年の歴史を刻んできました。
伝承技を守りつつ、かつ時代を先取りした作品を世に出しています。
服部織物の最高峰の引箔技法と、その優美な地風をご堪能いただけたらなと思います。
引箔とは、緯糸と共に箔を織り込む技法で、約3cmの箔を100本ほどの細さに裁断し、それを緻密に織り込んで柄を表す技法のことです。
そして、1本でも箔がずれたりすると柄が崩れてしまう為、緯糸1本1本に神経を集中させなくてはならない気の遠くなるような作業となっており、まさに至高の賜物となっております。
また、通常の袋帯では3500~5000本程度の経糸を用いることが一般的ですが、こはく錦袋帯は意匠に奥行きを与えるためおよそ6000本の経糸を使用しています。
糸数が増えることで帯全体が重くなるのを防ぐため細かく、丈夫な糸を厳選しておりますよ。
こはく錦は、伝統技術を身につけた熟練の手織職人が織り上げる手織りの袋帯となっておりまので、なんとこの一本を数ヶ月かけて織り上げている程の技の逸品で、最高峰の引箔技法とその優美な地風をご堪能頂けるかと思います。
「ロココ王朝文様」…フランス語のロカイユ(砂利・小石の意から転じて、貝殻状の複雑な曲線で構成された装飾文様)に由来するのですが前代のバロック美術の圧倒的な力動感に対して、女性的な優雅さ、はなやかな明るさ、機知にあふれた戯れの感情などが基調をなしています。
造形美術においては、幾何学的な整然さや左右相称をきらって複雑に流動する曲線を多用して、「幻想的な主題」「やわらかい色調」「官能的な表現」を好む結果となって現れています。
一目で老舗の代物だとわかる大変美しい逸品となっております。 まさに計り知れないほどの技術と心を込めて織り成された珠玉の1本・・・
織機による大量生産の帯とは全く異なる、その仕上がりは必ずやご満足いただけるものと自信を持ってお薦めさせていただきます。
本日ご紹介した服部織物手織り袋帯は「まつかわや錦秋大呉服祭」で実際にご覧いただけます。
実際に手に取って頂ければ嬉しいです。
只今、申込受付中ですので興味のある方はお気軽に呉服祭にお申込み下さいませ。